最近さ、最後に責任を強く感じたのって、
いつぐらいだったか、覚えてるかな?
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ビジネスの世界でも、セールスの世界でも、
あなたが今やっている仕事のフィールドでも、
どんな分野でも意識して頂きたいことがあります。
経済的自由を絶対に手に入れるぞ、とか、
病気をしない体を作るぞ、だとか、
もっとよりよい人間関係を構築するぞ、とか..
お金の問題をなるべく早く解決したい、とか、
すべての面でまず我々がしなければいけないことは、
「自分で責任を取る」ことなんですね。
今の自分に降りかかっている出来事は、
すべてが俺の責任だと思うことが、
最初のステップなんです。
これを持つことができないと、
あなたが仮に何らかの目標や夢を持っても、
やろうとしていることは、ほぼ達成できなくなります。
世界的ピアニストから教わった
一生忘れない深い言葉
世界的にも有名な女性ピアニストの、
いわゆるコンサートを聴きに行ったときの話です。
あまりにも素晴らしい音色に、
涙が止まらなかった私は、緊張しながら
彼女に聞いたんです。
「いったい何をしたら、あなたのように
音楽で成功を掴むことができるんでしょうか?」
このときの私はいわゆる二流の下ぐらいの
ギタリストで、自分が食うのがやっとの時代でした。
そうしたら彼女は妖艶な笑みを浮かべながら、
「すべての事に対して自分で責任を持って、
ニューヨークで音楽と真剣に向き合うことね」
私は言いました。
「東京じゃダメなんですか?」
彼女は少し考えるような素振りで、
こう言いました。
「悪くはないしいい街なんだけど、
世界で認められる音楽家になりたいなら
ニューヨーク以外は絶対に考えられないわね」
本気で環境を変えて、
初めてプロとしての仕事をした
このときの会話をしていた時代の私は、
まだ全然「表現者」としての器が弱かったので、
結局ニューヨークには行けませんでした。
ですが田舎町を飛び出して、
1DKの住居を必死で契約し
山手線エリアのとある町に引っ越しました。
そのときはただがむしゃらで必死に生きていました。
結局ギターで成功することは叶いませんでしたが、
世界的なピアニストの彼女が私に言ってくれたように..
「音楽のことは、すべて自分の責任だと思おう」
そうして臨んだギタリストとして、
最後のライブは300人集まるキャパの会場は、
全席満員御礼で終わることができました。
私が150人以上の観客を集めることができたのは、
後にも先にも、このフィナーレのライブだけでした。
田舎は短い間、リフレッシュするのは最高だけど..
私が今も「田舎」に長時間行かないのは、
この経験があるからという部分も強いかもしれません。
もちろん自分自身の小さな本音だけで言えば、
たぶん神戸のはしっこあたりにひっそりと住んで、
あのどこかのどかな街を眺めながら..
緩やかに暮らすというのも、
悪くはないと思うんです。
田舎は空気もおいしいし、水も何よりうまい。
個人的な充足感を感じるだけなら、
全然まるで問題はそこにはないんです。
でも..
刺激がない毎日は、思った以上に自分をダメにする
「圧倒的に刺激が弱くなるんです」
刺激がない生活は、思っている以上に、
我々から「チャレンジ」や「責任」を奪います。
そもそも挑戦してやるという、
ギラついた感覚が、スっと消えるんです。
ある程度の都心にいるよりも、
田舎にいるときの「責任」はだいぶ減るでしょう。
都心はとにかく毎日いろんなことが起こります。
都内の方だったら、半日ぐらい、
ゆっくり銀座や六本木をブラつくだけでも、
発見の1つや2つは必ずありますね。
私たちが成功したり、
何かを本気で変えたいと思ったときは..
「コントロールできることを、
自分で変えていかなければいけません」
コントロールできない範囲に目を向けるのではなく、
できることをやっていく。
そのために大事になってくるのが..
世界的なピアニストも言ったとおりに、
「自分で責任をすべて取っていく覚悟」だと私は感じます。
自分自身を強く、コントロールしていこう
同時に「自分自身がコントロールできること」も、
あなたの中で認める必要があります。
そうしないと、心理的にすべてをコントロール
できないという気持ちになってしまうんですね。
お金に対する姿勢もそうで..
あなたが仮に、昔の私のように「貧乏」であるならば、
残念ながら、それまでそういう生き方をしてきた、
あなたの責任なんです。
たとえば人生に対する姿勢も同様にして..
いまひとつ冴えないモブ的な人生で、
明らかに主人公のルートからはかけ離れているとするなら..
大変恐縮ですが、それもあなたの責任なんです。
あなたは進化する「必要」があるんです
もっと身近な問題で見ていくのならば、
借金だあるだとか、古いパソコンが起動しないだとか、
子供がなかなかお風呂に入らないとか..
嫁がちっとも自分の言うことを聴いてくれないとか、
もはやまったく夜のロマンチックがないだとか..
こういった細かい問題点の数々も、
自分ですべての責任を背負っていく、
と考えられるようになると..
身近な問題をかなりクリアに
簡単にコントロールできるようになるんです。
もっと稼いで、もっと貯金をして、
今の仕事を全力で頑張って、
ささやかな金額を寄付できるように成長する。
自分以外の環境に対して、
世界の誰かに対してお金を使うというのは、
それだけで「自分に責任がある」という意識がある証拠です。
奥さんのせいにしたり、彼氏のせいにしたり、
誰かのせいにするのは、ちょっとずつやめてみませんか?