完璧なパートナーって存在しないんだ、
完璧な文章が存在しないようにね。

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我々は大人になると、自分がどうこうというより、
「相手」に責任を押し付けたくなる生き物です。

とりわけそれが多く出るのは、
やはり最小単元のコミュニティである「家族」でしょう。

特に身近な存在であるパートナーなんかは、
衝突もあれば、誤解もあって、すれ違いもあります。

私で言えばここは「妻」に当たるんですが、
たとえば私の場合、料理はある程度
やってほしいという願望があります。

それでも私が子供たちにご飯を作る頻度は、
はっきり言って普通の家庭に比べるかなり多いと思います。

妻の中では「昼も夜も作るなんてあり得ない」
という価値観が強く、品数も2品が普通で
3品あったら頑張ったというレベルですから。

なら家政婦を雇って料理は誰かに任せればいい、
そういう意見も確かにあると思います。

ただ私の中では「家庭の味」ってのは重要だと思っていて、
そのへんをすべてお金の力で人任せにするのは、
かなり自分の中で納得がいかないんですよね。

それを考えるといつも「家庭的な嫁」というものを、
もらったほうが人生に幸せはあったんじゃないか、、
と、自分が料理をしていて感じるときは今もありますね。

自分自身が稼げるようになった今、
正直いって働き通しの妻よりも..

家庭の中に入ってある程度やってくれるパートナーのほうが、
実は俺自身は求めていたんだなということがわかったのです。

そこを考えてみると、我々のパートナー間というのは、
「ひとつになっている」という感じは
まだないのかもしれません。

考えが変わったのは、米国の有名心理学者からのアドバイス

ですが米国で9万人以上を鑑定したと言われる、
凄腕の心理学者(セラピスト)いわく、
私と今の妻が出会って一緒にいるのは..

「奇跡以外の何物でもないし、
仮に君たちが別れるようなことがあるのならば、
それは前代未聞のマイナスな結果になるから絶対にしないほうがいい」

と、言われたのです。

この言葉に相当支えられたのは間違いないです。

これがなかったら料理好きな女性と、
肉体関係持っていた可能性は相当強いですね。

もっとも料理をしないぐらいで、
別れたいと思ったことは一度もないのですが、
この心理学者の言葉は胸にかなり響きました。

つまり「長く一緒にいる」ということは、
互いの中で妥協点というものも、
持っておかなければいけないということです。

デイリーストーリーの音声の中で私は、

「生涯を共にしたい相手を見つけるには、心を開くことです」

と、お伝えしました。

その「心」というものを考えたときに、
イコールそれは「本音」になるのだと思います。

確かに私の中では「料理をしてほしい」というのは、
上位に位置する問題ではあります、正直にいって。

でもそれは「一番重要」ではないんですよね。

自分の中での最上の価値観に反対されないことのほうが重要

たとえば妻が仮に料理をある程度、
俺が求める基準値まで行ったとしても、

・俺のやっている投資に対して
・俺が運営するプロジェクトについて

・俺の会社の仕事について
・俺が使うお金について

このへんをグチグチとネチネチと言われたら、
おそらく普通に離婚はあるなと思います。

そのぐらい「やっていることに対して口出しされる」
というのが大嫌いなのです。

昔の彼女なんかはここでアホほど言い争って、
結局包丁一本だけを残して別れたことがありましたからね。

今の妻はそこは一切ないです。

これは自分基準の確率で言うと、1/1000ぐらいだと思います。

普通の人間が卒倒するレベルの金額を動かしていますし、
常識を持っている人だと失神するぐらいの損失も出していますから。

 

パートナーとの間には、それぞれの惹かれ合う力も大事

交際相手、パートナーとの間には、

・肉体
・心
・感情
・精神

これら4つの「惹かれ合う力」が大切になってきます。

肉体であればスキンシップや夜のロマンチック

心であれば、日々のコミュニケーションや、
お互いに言いたいことや不満や問題点を伝えているか、

感情は共に喜びや楽しさを共有できていて、
悲しみや辛さ、怒りを感じたときは、
それをうまく半減することができているか。

精神はよく言われる「精神年齢」の習熟度です。

たとえば昔の私だと、

・服はぬぎっぱなし
・靴下をだしっぱなし
・開けたら開けっぱなし
・トイレのドアが微妙に開けっ放し

これで一年ぐらいは怒られ続けていましたね。

完全な「っぱなし男」でした。

子供が生まれてここはようやく真剣に直すことができました。

片付け、掃除、整理整頓は
今でも正直苦手だし好きじゃないです。

このへんは正直なところ、
当時の私の精神年齢は10歳にも
満たしていなかったことは間違いありません。

仮にもしも、あなたにまだパートナーがいなかったときは、
徹底的に自分磨きをしてください。

特に結婚をする前には必ず「同棲」はしたほうがいいです。

話を聞いていると、今の奥さんがパートナーってありえなくないですか?

> らいくさんの話を聞いていると、
絶対奥さんは家庭的な子のほうがいいと思うんですが、
どうしてそこまで一緒にいることができたのでしょうか?

結構これは言われることが多いんですが、
「料理をしない」ことを差っ引いても、
妻は俺が求めているほうを持っているんですよね、これでも。

これは割と簡単で

「これでも当時よりは料理をしている」からです。

付き合い始めたときは、冷蔵庫に
水とサプリメントしか入っていなかったですし、
焼きそばを黒こげにした伝説の持ち主でした。

おそらくうちの妻は、あなたが想像しているよりも、
数倍家庭的ではないからです。

そもそも育児の8割は俺がやってきたという自負がありますし、
諸事情で息子が5歳までは俺が一人で育ててきましたから。

料理好きな女性と話していて、
少し悲しくなるときはもちろんあるんですが、
そこはもう仕方がないです。

ベストなパートナーだと思っていても、
完璧に100%すべてが理想で整っている異性は、
いるのかもしれませんが、私はそれは幻想だと思っています。

どこかで必ず不満なところは出てきますし、
必ず自分の中で折り合いがつかないところも出てきます。

相手のすべてが理想的というわけではなく、
自分なりの哲学を持っているのですから、
そこはある程度「飲む」ということが重要になってきます。

なので私は「相手をどうこう」するというよりは、
自分をより理解するように努めて、
その問題を意識の外に出すようにしています。

はっきり言ってしまえば、
妻の料理を不満を持って食べるよりも..

お金をいとわずに使って、
外でバランスのいい食事を食べたほうが、
間違いなく確実に「健康には」いいですからね。

 

「譲れない価値観を満たしているなら、
あとの些末な問題は笑って耐えることも必要だよ」