誰にも理解されなくて苦しい時代は、
この世界で、たった一人の理解者はいるんだと空想しよう。

我々は基本的に、本能的に人に好かれたい欲求があります。

それは会社内であれ、プライベートであれ、
家庭内であれ、嫌われたくないと感じる生き物です。

しかしながら、人間の法則というものがあり、

「人に好かれようとすればするほど、
嫌われる傾向がある」のです。

私も貧乏時代、息子からとにかく嫌われていましたから、
必死に機嫌を取りに行ったり、
なんとか尊敬されようと努力していた時期がありました。

しかしそんな努力も空しく、
さらに息子との関係性は悪化していきました。

誰かに好かれようとすると、必ず自分を失います。

そもそも私のキャラ的に、誰かの機嫌を取るだとか、
尊敬されたいという願望はそもそも薄いのです。

というか苦手だし、できないというのが正しいです。

でもどうして、当時はそんなことをしていたかというと、
あまりに貧乏だったので、必死だったとしか思えません。

ですが息子から見たら、自分を失ってしまった
父親なんてものは、魅力的でもなんでもないんでしょう。

ギタリストの誇りを捨てて
悪魔に魂を売っぱらい、大衆に媚びる道を選択した

私がギタリストを目指していたときも、
ある程度中規模のライブハウス、
いわゆる50人前後の箱であれば
会場を満員にすることは特に苦もなくできていました。

ですがバンドというのはとにかく利益が出ません。

当時はyoutubeもまったくメジャーではなかったので、
そもそも音楽を世に広めようとするならば、

1.路上ライブをひたすらやって有名になるか
2.有名なライブハウスで伝説を作るか
3.メジャーデビューをして、爆発的に売れる
4.相当なお偉いさんから声がかかる

たぶんこのぐらいの道しかなかったと思います。

私が狙っていたのは(3)でしたが、
これも相当な厳しい道のりです。

なので私の場合は悪魔に魂を売っぱらって、
「売れる曲」を自分の本意ではないところで作成しました。

もともとロックバンドのようなもので、
固定のファンをゆっくりと作ってきたのですが、
急な路線変更に加えて、キャッチーな曲を作ってしまったのです。

その瞬間、次のライブのお客さんは想像以上に減り、
一気に活動が苦しくなったことを覚えています。

要するに、昔からのファンががっかりしてしまったんですね。

なのであなたには、こういった生き方をしてほしくありません。

過去の私が選択肢を誤ってしまいましたが、、

あなたは、あなた自身を持つという強さを確立してほしいです。

確かに当時の私が、キャッチーな曲を作らなかったとしても、
おそらくプロで食っていくのは、冷静に考えて無理だったと思います。

ただこっちの生き方であれば、少なくとも最後の最後まで、
自分の中のギタリスト道は、一度も曲げずに済んだわけです。

我々は結局のところ、

「他の人には真似できない特徴」に惹かれるものです。

でもみんなに好かれようとすればするほどに、
まったく誰にも好かれなくなるんですよね。

私がセールスの会社に転職をしたとき、
いわゆる前の会社の先輩にだいぶ口添えしてもらって、
軽いコネみたいな入社で入ったときのことです。

周りは熾烈な面接やら試験やら、
営業の成績できちんと入ってきた奴らばかり。

そりゃあ俺に対してのバッシングはものすごいものでした。

そんなとき、T美という俺と同い年の、
どこか影のある見た目は活発で元気いっぱいの女子が、
私をかばってくれたんですね。

あるとき仕事が早めに終わったときに、
渋谷の喫茶店に呼び出されて、こう言ってくれました。

みんなに理解される必要なんてどこにもない。
たった一人、あなたを理解してくれる人を見つけるだけでいいの

――らいく君、みんなに理解される必要なんてないんだよ?
一人だけあなたを理解してくれる人がいれば、それでいいの。

――だからね、私だけは何があっても君の味方でいるから」

後になってわかったことなんですが、
このT美も、私と同じように入社して、
ボロ雑巾になりながら、今の営業地位を手に入れたそう。

――理解してくれる人が、たった一人でもいるならば、
それだけで人生は間違いなく幸せになるんだよ。

このときはまだ、私もタフさというものが、
からっきしなかった時代ですから、
入った瞬間に総スカンはだいぶ堪えていたんですよね。

もちろん口だけの入社ではなくて、
成績も最初から中の上くらいの位置には入ってました。

でもそのぐらいの「当たり前な平凡値」では、
周りは納得しなかったんでしょう。

ただ一人の男がまがりなりにも、
女子からここまでの言葉を言われて、
発破がかからないはずがありません。

次の日から猛烈に努力して、この会社では結局
「三本指」までの営業成績までは上り詰めました。(要するに3位の成績)

T美の成績は「No.2」ここまできてようやく、

周りを黙らせることに成功したわけです。

あなたもきっと、いろいろな場面で、

「私ってどうして、誰からも理解されないんだろう?」

こういう寂しさを味わうときがあると思います。

そんなときは、今日の話を思いだしてみてください。

私はあなたに直接アドバイスをあげることは、
確かに叶わないかもしれません。

そんなときはデイリーストーリーを何度も聴いてください。

そうしてあなたがあなた自身の考えを強く持って、
自分らしさを殺さずに生きているのならば..

必ず理解してくれる人が現れますし、
それを信じて、楽しく生きていってほしいなと思います。

 

「一流の孤独は、自分の進化に時間を使うのです」