人生の進路を決めるときに、
誰もが選ばない道を進んだほうが、
10年後を振り返ったときに、
その道が正しかったんだってわかるんだよね。

最近質問で、

> 子供を大学に行かせるか迷っています。
本人は「やりたいことがないから」と言っていますが、
そういう気持ちで大学に行かせるのは、
自分としては今一つ納得がいかないのです。

うちはそこまで裕福じゃありませんから…

というメッセージを頂きましたが、
私なら100%この方の立場なら、
子供の大学費用は1円も出しません。

まして家計に余裕がないならなおさらです。

余るほどお金があるなら、
別に大学でも専門学校でも、
好きなように行かせればいいです。

私自身はこの方のお子さんと同じように、
なんの目的もやりたいこともありませんでしたから、
やむをえず大学には進学しました。

が、

学費は親に1円も出してもらっていません

すべて奨学金を借りて、
新聞配達をしながら大学に行ってましたから。

まあうちの家計はド貧乏だったので仕方がありません。

そんな舐めた思考で大学に行くというのは、
私から言わせると完全に無駄になります。

全額ではなくても、バイトなりなんなりをして、
一定の金額を学費として支払う覚悟があるのなら、
行かせるとは思います。

全額無条件で親が出すというのはちゃんちゃら甘いです。

大学といえば、フェイスブックに投資をした、
ピーター氏だったかな?

その方ってアメリカではすごい叩かれていたんですよね。

彼はアメリカでとあるプロジェクトをしていました。

それは、

「大学をやめて起業をするなら、
1000万円を俺が出す」と言ったのです。

まあ要は、学生を説得して、
大学をやめさせるプロジェクトをやっていたんですね。

これにはいろいろな学生が応募をしたそうです。

だけど彼は、めちゃくちゃ叩かれたんですね。

なぜなら彼は、

大学に行くのは時間の無駄だ。
起業したほうが社会にとっていい

と、言ったからです。

――起業家が生まれたほうが、
社会にとってはプラスになる。

私の考えもそこに近いものは正直あります。

私なら「起業よりも投資」を推します。

ただ私自身、大学に行って100%完璧に
無駄だったかと言われれば、
学費程度の価値は十分にあったと思っています。

自分自身で奨学金を背負って、
卒業した意味はあったかなという気持ちはありますね。

何より大学時代に本と出会って、
ギターと出会って、今の今までをカウントしても、
歴史に残る大恋愛をしたのは..

やはりそれはお金に換えることのできない、
貴重な経験だったと思うからです。

しいていえば、もっと投資に対して、
このときからどん欲に投資をすればよかったなと、
強く思いますね。

大学当時は、そもそも起業の「き」の文字もなかったし、
自分にはなんのスキルもありませんでしたから、
もう少し目的意識を持つべきだったなとは感じます。

私の子供が仮に進路に大きく迷っていて、

「とりあえず大学に行きたい」と言ったならば、
やはり学費は出さないですね

しっかり私に対してプレゼンをして、
学費を出すべき「理由」を言って、
本当に大学に行きたい意志を見せるならば..

もちろんフル満額で出します。

子供たちが20歳になるまでは、
彼らが一切バイトをしなくても、
大学院に行ってかつ留学するぐらいの費用の3倍ぐらいは、
楽勝で貯めてありますから。

ただ「親が出すのが当たり前」みたいな、
ふざけた思考であれば、子供という存在として、
私は見なしません。

できるだけ若いときに「投資感覚」を、
私は身につけてほしいと思っていますから、
たとえどういう道を生きていくにしても..

やはり投資という存在を身近に感じてほしいな、
という気持ちはありますね。

大学のうち4年間はかなり自由な時間がありますから、
その中で投資をある程度真剣に勉強をすれば、
いざ社会に出るときに、副業レベル程度の収入ならば、
まず間違いなく稼げるようになっているからです。

そもそも大学に行くのが、
18歳からじゃなくてもいいと私は思ってます。

というかこの年齢のときに、
自分の進路を確固たる気持ちで決められる人は、
たぶん1割もいないんじゃないでしょうか。

少なくとも私は、なんの希望もなければ、
夢もなく、やりたいこともなく、
かといって働くのは絶対に嫌でした。

こういう「無目的」な高校生は多いはずです。

でもそれは仕方がないんですよね。

夢やら目標を小さなころから掲げて、
そこに向かって進めるような人は、
そもそも進路で迷いませんから

でももし、あなたの子供が生き方に迷って、
大学に行くべきか、やめるべきかを悩んでいたら、
私は「投資」を教えてほしいと思っています。

絶対に投資のスキルを身につけて、
少なくとも損をすることは絶対にありませんから。

18歳で大学に行くだ行かないだというのは、
ちょっと決断が早すぎるんですよね。

あとどうせいくなら、最低でも
ある程度名の知れている大学ぐらいは目指しましょう。
都内とかなら最低でもMARCHレベルが前提ですね。
(明治、青山、立教、中央、法政)

「え? その大学ってどこなんですか?」

みたいな、要するに程度の低い大学に、
適当に入学する「私みたいな」人も多いだろうからです。

これはめちゃくちゃもったいないので、
本当に誰で入れるような「バカ大学」を
狙うぐらいなら、専門学校に行ったほうがいいです。

20歳にならないときに、
行きたくないレベルの低い大学に、
無理に行っても、やる気は絶対にありません。

どうせ酒を毎日飲んで、マージャンに明け暮れて、
適当な飲みサークルに入って、
女とSEXする日々になるだけです。

仮にその時期に少しの意識をもって、

若さと活力で投資をしっかりと学んでおけば、
本当に早いうちから成功できます

私は酒とギターと女に溺れていましたが、
ある意味では青春を買うことはできました。

でもやはり、このときから投資を少しでも、
勉強しておけば、まだ若いうちに、
多少の成功はある程度つかむことができただろうなと、
後悔することは事実ですね。

18歳で自分の意志を持って、
「この大学に行きたい」と言える子供は、
予備校や家庭教師の経験上、2割もいません

ですから我々親がある程度はサポートをしたり、
学校見学やオープンキャンパス、
その子に見合った学校を「提示」してあげなくてはいけません。

やりたいことがない、という子供は正直に言って、
親があげた「選択肢がせまかった」のだと思います。

やりたいことが今はまったくないから、
とりあえず大学に行くという選択肢は最悪で、
私たちはそこだけは防がなくてはいけません。

私たち両親の視野が狭ければ狭いほど、
いい大学に入って、いい企業に入って、
しっかりと会社の歯車になって..

年収1,000万円以上を狙っていきながら、
一流のビジネスパーソンになるんだ、という
あまりにもつまらないルートしか導くことができません。

別にあなたに今から起業をする必要はありませんが、
あなたが今から投資なりを真剣に始めるだけでも、
この先子供たちに、いろいろな
生き方を発現させられるようになります。

早いうちからそういった教育ができるようになると、
投資で利益をあげるために、この大学に行こう、
将来は一流の営業マンになりたいから、
この大学でセールスの知見を学んでいこう、

そう、子供たちが自ら目的をもって、
大学に行きたいと自分から言ってくるようになるのです。

そのためには我々親が、日々勉強をして、
生きる楽しさや、人生の面白さを、
背中で子供たちに語っていく必要があるのではないでしょうか。