たかが1時間、されど1時間。
一日の1時間をもし無駄に使っているなら、
それは5年で、1.825時間にもなるのにね。
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前回のデイリーストーリーで、少し話をしましたが、
我々はどうしても、
「たくさんの行動をすれば、物事はうまくいく」
と、錯覚しがちです。
厳密に「大量の行動」というのは、
投資でも、仕事でも、子育てでも、
初期のころに行うべきタスクです。
ある程度の修練を積んだあとはむしろ、
「動けば動くほど、コストがかかる現実」
というものを理解しておくべきなのです。
これはウォーレンバフェット氏が
残した名言なのですが、かなり的を得てると思います。
我々が「何かをするとき」はそこに必ず
コストというものが発生します。
行動の際に起こる3つのコスト
・金銭的なコスト
・時間的なコスト
・感情的なコスト
投資で当てはめればここは、
もっともご理解頂ける項目だとは思います。
投資で失敗したら、まずお金を失います。
(金銭的コストの発生)
仮に自分で行う投資、FXトレードは、
時間も同時にかなり使わなければうまくいきません。
(膨大な時間的コストの消費)
そして投資は、感情をコントロールできなければ、
怒り、悲しみ、妬み、イラだち..
どちらかと言えばマイナスな感情に
翻弄されることが多くなります。
(感情的なコストとの闘い)
確かに最初の時期というのは、
投資であっても、いろいろな経験が必要です。
ひとくちに投資と言っても、
プラストークンのような「他力型の投資」から、
株やFXや仮想通貨といった「市場」を相手にする投資。
そして男性の半分ぐらいの人は
一度は興味を持つであろう、競馬。
ここでは「たくさんの行動」を
したほうが成功率は上がります。
失敗の経験値量で、成功確率に変化が起こる
私がプラストークンを早いうちから始めて、
ある程度成功を収めることができたのは、
単純にFXトレードを長年やってきた経験があったから、
というのもあながち否定できませんから。
FXトレードをやっていたから、
仮想通貨の口座開設なんかは、
割と早いうちから済ませることができました。
残念ながら仮想通貨で「億り人」のレベルまでは、
稼ぐことは叶わなかったものの、
そこから派生したビジネスでそれなりには稼ぐことができました。
これも結局は「行動をし続けたから」です。
行動を「制限する」ことを意識し始めるのは、
徐々にあなたがうまくいったなと感じたときです。
というのも、我々がもっとも足元を救われるのは、
どん底時代よりも、うまくいっているときのほうが、
転げ落ちるときはまさに一瞬で底までいくからです。
これは投資で言えば「運用金額」が
大きくなってきたときです。
金額で言うと、1000万円を越えてきたとき。
ミニマムに考えるなら、1案件に100万円以上を入れたとき。
このへんから徐々に気持ちが大きくなってきて、
どんな投資をやってもビジネスをやっても、
俺は失敗することなんかないんじゃないか?
と、天狗になっていきます(私の実話です)
1つの決断ミスで、すべてを失う可能性も含まれる
そうなると、たった1つの選択ミス、
判断の間違いから、すべてを失うことはザラにあります。
ここの経験から学び、私がある程度慎重に投資を行い、
むやみやたらと稼げる案件だからといって、
ガンガン増資をしたり、複利で回さないのはここにあります。
特に投資というのは、
・自分のスキルを高めれば高めるほど、時間はなくなる傾向があり
・他力型の投資に偏れば偏るほど、それが飛んだときのリスクが大きい
(そして同時に、自分のスキルは何も残らないリスクもはらむ)
ということになりがちです。
私が今もFXトレードと競馬をやめない理由として、
他力型の投資案件が「飛んだ」ときの、
精神的ダメージと金銭的なリカバリーが弱くなるからなんですね。
何かをやっているときって、
基本的には「他のことができなくなります」
ですので、何かをやるときは…
それが本当に高い優先順位に位置しているのか?
それをしっかりと常に考えてほしいのです。
たとえば何も考えずに、
1時間ダラダラと漫画を読んで、
何気なく1時間youtubeを見たりしますよね?
使った時間は2時間です。
でも逆にその2時間を、
・あなたの仕事に関する書籍を読んだり
・音声で何かのマインドセットを鍛えたり
・家族としっかり向き合って2時間過ごしたり
・セールスや営業の勉強をしたり
・FXのチャートをつぶさに分析したり
その2時間は同じ時間の消費ですが、
10年単位でみたら、凄まじい差になります。
正直エネルギー状態が低いときって、
なんとなく「無意味な行動」をとりたくなります。
ネットサーフィンだったり、youtubeだったり、
マンガだったり、酒を飲みたくなったり..
でもそれって、長い目で見ると、
だいたいが「無駄な時間」として終わります。
私が独立してある程度事業が落ち着いてきて
3年ぐらいがたったころに、
明日までに仕上げないといけない販売ページ
というものがあったんです。
なかなかアイデアが浮かばなかったので、
気分転換に桜木町をブラブラしていました。
そこで「クリスピードーナツ」があったんです。
瞬間的にそれを食べながら仕事するかなと思ったのですが、
ふと冷静になって、
「いや、販売ページを7割仕上げてから食べよう」
そうシフトしたんです、要は誘惑に勝ったんですね。
そして無事、閉店ギリギリまでには
ある程度の形まで仕上げることができたので、
ドーナツを買ってホテルに戻ったのです。
それから怒涛の勢いで完成させて、
無事締め切りには間に合って、
そのクライアントの売上規模は、
2ヶ月で3,000万円を越えたのです。
この売上は当時の私からしたら、
信じられない記録を叩き出して、
クライアントからは喜びでガチ泣きされたのですね。
要はここで何をあなたに伝えたかったかというと、
「やりたいことがあるときには、
まず優先度の高い仕事をとにかく片づける」
そのあとにダラダラと好きなことをすればいいんです。
それが後に、ものすごい大きな結果を生むからですね。