細かい問題に目を奪われていると、
本当に解決しなければいけない、
最大の問題点があなたに襲いかかってくるよ?

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今回は「問題解決」における視点から、
あなたにお伝えしていこうと思います。

正直ここは、文章的な尺の都合上、
ある程度解説できるのは2パターンぐらいになります。

私自身はこのタイプの要素は55%ほど持っていますが、
一言で言えば「完璧主義者」の人です。

基本的な欲求は常に、

「私はいつでも完璧でありたい」と思っている人

なぜこのタイプの人を取り上げたかというと、
私のクライアントでもっとも多いのがこのタイプだからです。

・完璧であることは美しいと思っている
・完全であることが素晴らしい
・正しい事を正しく行っていきたい
・こうあらねばいけない、こうすべきだというのが好き

で、こういったタイプの方が、
もっとも嫌う感情が「怒り」です。

要するにこういう方は、
あるべき理想に向かってコツコツと努力し、
責任感も強いです。

公平さが重要だと考えていて、倫理観も強いです。

周りからは「几帳面できちんとした人」と見られます。

どちらかというと「完璧を常に目指す」ので、
虹の根元に向かって走っているような感じですね。

何もしていないと罪悪感を覚えて、
「リラックス」が何より苦手なのもこのタイプの特徴です。

あなたの上司がこういったタイプであったならば、
部下のことを「褒める」ことはまずないです。

加えて話が助長で説教口調になりますから、
人を指導するのは極めて向かないタイプになります。

仕事の要領が悪いと、仕事を人に任せられないので、
自分のキャパを超えた仕事を常に抱える傾向が強いですね。

遅刻はまずしませんし、デスクの周りは
しっかり整理整頓されています。

日報の誤字を見つけると首を傾げますし、
報告書のミスはネチネチ指摘したいのが本音です。

「適当に手を抜く」というのが大嫌いで、
他人のミスにはものすごく厳しいです。

一言目にはコンプライアンスが出てきて、
法を守る、ルールを守る、会社の規律を守ることがすべて。

はい、いかがでしたでしょうか?

私も独立当初、こういった完璧「野郎」の
タイプが全然理解できずに本当に苦労しましたね。

では一方で私のタイプはどういったものかというと..
今さら語るまでもないかもしれませんが、一応見ていきましょう。

一言でいえば「芸術肌」なのがこのタイプです。

特別であることが上位の価値観に存在していて、
ユニークであり個性的であることが大事です。

人と同じ、無個性、レールに引かれた人生が大嫌い。

組織に縛られるのが何よりも向いていなくて、
サラリーマンとして大成することは極めて難しい。

何よりも「平凡」を避けたい気持ちが強いのです。

正直自分で書いていて思いますが、
まともにこのタイプと付き合うのは結構大変です。

女性でこれに共感しちゃうような人とは、
僭越ながら少し距離を置きたいと思ってしまいます。

そもそも自分のことを他人とは違う、
特別な個体としてみていますので、
人よりも感性は強く、物語や小説の世界に没入できます。

感覚は独特で、美的や夢想と言ったものに惹かれやすい。

心はどちらかと言えば繊細で、
この内面を他人に理解されることは
一生ないだろうなとも思っています。

言葉じりを良くするなら「ユニークで個性的」
と称されることがありますが、
彼らの多くは感情的で、内にこもりやすくなります。

現実世界と自分の存在を同義するのが苦手なので、
しばしば「感動すること」を好みます。

映画などが好きな方も、このタイプには多いです。

彼らに絵を書かせるとだいたいは、
月や雲を書くことが多いです。

服装で判断するなら、オシャレもしくは、
個性的な色や柄を好みます。

女性ならば上品で繊細な人はまずこのタイプです。

彼らにとってのNGワードは「普通だね」という言葉、
これはこのタイプの人には絶対に使ってはいけません。

誰にでもできるルーティーンワークは何よりも嫌いですから、
そこも注意しておいたほうがいいです。

もしあなたがこのタイプに近いなら、
誰にでもできる仕事場でのルーティーンワークだったら、
すぐに辞めたほうが無難ですね。

言葉や発言は論理性が欠けていて、
前述したタイプ「完璧主義」の人とは敵対することも多いです。

気分屋で感情のアップダウンが激しく、
自分が乗っているときは最高の企画やアイデアが
出る事が多いのですが、乗らないとまったく使い物になりません。

音楽や芸術が好きな方も、このタイプの人が多くて、
だいたい楽器を昔に、嗜んでいたか
もしくは現在進行形でやっている可能性が高いですね。

私がまさにこのタイプなのですが、
本当にサラリーマンという職業は向きませんでした。

自分でやっていて「適正だな」と思った仕事は、
予備校の講師と喋らないバーテンダーですね。

この二つの仕事は今でも別に続けてもいいと思うぐらいには、
楽しくてやりがいがあって、給料もなかなかよくて、
自分の才能をそれなりには活かせているなと思いました。

問題を解決するためには、

「人のタイプをある程度把握しないと、難しいのです」

なぜなら問題の大多数は、他人から起こるのだから。