男なら、負けないという意志を持ったほうがいい。
女性なら、負けん気の強い男を立てる魅力がほしい。
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人の話は「半分で聞け」というのが、
世間一般からすると模範解答的な部分はあります。
これは音楽で例えるとわかりやすいのですが、
私に対抗心を燃やしている小学5年生の子供がいます。
ピアノの先生いわく、彼は練習嫌いで
なかなか練習をしてこなかったらしいのですが、
いわゆる「教本」の進み具合が、私に抜かされたようで、
そこから猛烈にライバル意識を持ったそうです。
このシステムは結構面白くて、
先生が受け持っている生徒全員の進捗は、
もちろんハンドルネームなわけですが、全員が見れます。
自分のレッスンの「前後」の生徒とは、
嫌でも顔を見ますから、ある程度の性格はわかってきます。
最初このシステムが導入されたとき、
私の教本進捗は「下から二番目」でした。
(生徒数はだいたい25人、この教本外の上の難易度の生徒は除く)
ピアノの教則本、簡易難易度別一覧
ピアノ入門・上巻(赤バイエル)
ピアノ入門・下巻(白バイエル)
ピアノ初心者本(ブルグミュラー/私は今ここ)
ピアノ中級者本(ソナチネ)
ピアノ上級者B本(ソナタ)
各種クラシック・アーティストの(ソナタ/上級A本)
超絶簡単に分類しちゃうとこんな感じです。
誰もが聞いたことのあるクラシックの、
「ある程度簡単な曲」やJPOPを普通に弾けるようになるには、
このブルグミュラー程度はすべてクリアしないと、
素人ピアニストの門にも立っていない、というレベルです。
先生いわく、そこまで早くて2年、
通常なら3年~3年半と言っていました。
一言で言ってしまえば
「凡人レベル」の生徒だったわけです。
私は結構負けず嫌いなので、そこから猛練習をし、
今では上から6番目に位置しています。
生徒の8割は私の娘と同じぐらいの年齢ですが、
それでもやはり、大人として負けたくはないですね。
なので私は、私をライバルとして認識している、
Yくんの練習時間をこっそり先生に聞きました。
「調子がいいときは練習を1時間はやってるね」
なら俺は調子がいいときは、
2時間練習しようと思ったのです。
そもそも子供との年齢差はすごく開いてますし、
子供の吸収力は、私なんかとは
比べ物にならないぐらいあります。
だとしたら、練習量とスピードでカバーするしかない。
実際先生の受け持ち生徒で、一番上にいる生徒は、
典型的ないいとこのお嬢様、って感じの
中学2年生ぐらいの子なんですが、まあ凄いです。
練習をしている「音」というのは、
ある程度廊下で待っているときに聞こえてきますが、
その練度がもうすごすぎて、勝てないわって感じです。
ですから妄想で、この子はいったい何時間ぐらい、
日々練習して、ここまできたのだろうかと思いをめぐらせます。
中学2年っていったら、
息子と1年しか変わらないのに、
この演奏スキルは尋常じゃないんですよね。
ここであなたに何をお伝えしたかったかというと、
ライバルが1時間やっているなら、2時間やれ
できるなら3倍の力を持って、
ねじ伏せていく必要があるということです。
昨日かな、作家のインタビュー誌を読んでいたんですが、
とある女性作家がこういってました。
――何があっても、何が起きても、
どんな駄文であっても、1日に3記事は投稿するの。
――そこが私の原点にして、今の私を作っている。
それでも数年間は、文字でお金を頂けなかった時代もあったのよ。
この女性作家は、女性なら
半分以上は知っているであろう方です。
正直すげーなと普通に尊敬しました。
生き方とか発言が普通にかっこいいんですよね。
彼女をライバル視するとなると、
力量の差が1,000倍ぐらいはありそうな気はするのですが、
それでも、燃えてくる効能というのがあります。
男なら単純に考えて、
同じ年齢の同期が自分よりも収益が高かったら、
絶対にそれを超えてやるという意識を持ってほしいです。
少なくとも私は、ド貧乏の時代から、
そういった燃えたぎる野心だけは持っていました。
その結果、
ある程度の成功者が得る年収を、
私は一ヶ月で稼ぐまでに成長しました
でもそれは、負けたくないというモチベーションからです。
昼間に都内のちょっと洒落たレストランにいくと、
笑えるぐらいセレブ奥様がケーキセットをパクついています。
もちろん中には「見栄」でたいしてお金もないのに、
参加しているエセ・セレブももちろんいるでしょう。
でも平日の昼間から「そこに行ける」というのは、
ある意味でのひとつのステータスにはなるわけです。
そういう現場をあなたがたまたま見たときに、
「絶対こいつらに勝ちたい、もっと稼ぎたい」
こういう気持ちがもし宿ってこないのだとしたら、
正直なところ成功というほどの、
収益を得ることはなかなかに難儀になるとは思います。
特に男は「悔しい気持ち」って重要なんです。
私は中学のとき、いわゆる「秀才」と呼ばれる
女子と、いつもテストを争っていました。
死ぬ気で深夜の3時までフルに勉強をしても、
2年間のうち10教科の中で、
なんとか数学を引き分けた(97点)のが、
ベストマッチで、後は全部ことごとく負けました。
でもこのときの努力というのは、
今でも覚えています。
もともと出来がよくない頭でしたから、
これだけやっても、普通の公立高校に落ちるほど、
私の地頭というのはよくありません。
だからこそ、
大人になってから猛勉強をしたのです
した、というよりも今でもしています。
人間って「悔しいな」と思った瞬間に、
進化ができます。
だからなるべく「悔しい経験」は多ければ多いほどいい。
そうして自分を追い込んで追い込んで、
モチベーションというものが引き出されていきます。
モチベーションって、自分でうんうん唸ってあげるより、
誰かから触発されて自然と上げていくほうが楽です。
結局私自身が「本を読む」のもそういうところにあって、
私の場合は言葉から、文字から、
著者の勢いをもらえるタイプです。
同時にモチベーションも一気に上がります。
なのでもし可能ならば、寝る前に本を読んだり、
何らかの音声を聞くというのはかなり
意識の中に残るのでお勧めですね。
投資でも仕事でも、唯一出た結果だけが真実です
もしあなたが望むような収入を得ていないなら、
おそらく単に「圧倒的な結果」を残せていないのでしょう。
ですがその職場で働くことを最初に決めたのは、
まぎれもなくあなたなはずです。
投資でもそう、今なんかは仮想通貨に目を向ければ、
稼げる案件なんか普通にいくつかはあるのに、
今だに仮想通貨の口座を持ってないとか、
プラストークンをやろうともしていないというのは、
「投資で結果を出す気持ちがないだけ」だと私は思いますね。
私のクライアントの話になりますが、
> 過去一番重要なプレゼンのときに、
突然プロジェクターが動かなくなって、
真っ青になった経験があります。。
これいろいろと話を聞いていたんですが、
プレゼンの前にプロジェクターが動くかどうかの、
確認ができていなかったみたいなんですよね。
機械って、人間と違って嘘はつきませんから、
最後の最後の準備不足だったんだろうなと感じてしまいました。
私にもこういう経験はあるので、
心情的には同情よりでしたけどね。
どんなに高い目標であっても、
そこに近づくためにはまず、
目の前の事実からしかスタートすることはできません。
仮にあなたの収入が低いならば、
それをまずしっかりと直視する
あなたが働いている職場に満足できないなら、
そこから脱却すると本気で決意をする。
我々は弱いですから、うっかりするとつい、
甘えて言い訳をしたくなります。
言い訳をするぐらいなら、
私のピアノをライバル視した、
小学5年生の男の子の話を思い出してみてください。
それはそっくりそのまま、
あなたが「勝ちたい相手」に置き換えられます。
私たちは結局、一人の力で頑張るには限界があります。
悔しいとか、負けたくないとか、
絶対にこいつを超えたいという気持ちって、
もっとあなたが若いときは持っていたはずです。
受験も就職も、ライバルを蹴落として
合格や内定をもらっていくわけですからね。
あのときの感情、もう一度思い出してみませんか?
もしそういう感情を持っていなかったとしたら、
まさに今から持っていくべきですね、間違いなく。